昨日無人ヘリでの農薬散布があった。
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この時期の恒例になっているが、近年利用する人が増えている。
流行のネオニコチノイド系。
けど、私の水田は当然農薬なんて撒かない。
田植え時の苗箱に撒く農薬も撒かないようにお願いしているが、(田植え刈取りは業者に頼んでいる)ついついほかの田と同じように撒いてしまうときもあるようだ。
それでも根気よく撒かないようにとは頼んでいる。
薬はできるだけ使いたくないというのが本心からの気持ち。
今のコメ余りの時世では食糧増産より自然環境保護の方が大切でしょ。
けど、除草剤は田植え後すぐに撒く。
雑草だけは放置しておいたらものすごく繁殖する。
以前は田んぼに入って手で抜いていたが、そんなことでは全く追いつかない。
仕方ないので除草剤は1回撒く。
それで大概刈取りまでは雑草の繁茂は抑えられる。
それで、昨日の農薬散布だが、近隣の水田の半分ぐらい撒いていたようだ。
一昨日まで赤とんぼは数百匹の単位で飛んでいた。
朝日にきらきら羽が光って遠くからでも飛んでいるのがよくわかる。
ところが今朝、恐ろしいこちにほぼ全くいなくなっていた。
昆虫の大虐殺が起こった。
農薬散布の主な目的は、カメムシとかウンカとかヨコバイを殺すため。
トンボは昆虫を食べるので稲にはまったく影響はない。
散歩しながらよく見てみると僅かに数匹が生き残って飛んでいた。
ことはトンボだけでなく、昆虫の減少はそれを餌にしている鳥やカエルなどにも影響が及ぶ。
ツバメが減っているとのことだがこんなに酷いことをしていたら当然のことだ。
ミツバチの減少もこの農薬が原因だそうだ。
トノサマガエルだって絶滅危惧種に上がろうという時代。
今はたくさんいるがこんなことして昆虫を皆殺しにしていたら近い将来居なくなるだろう。
食物連鎖を断ち切っている大きな害悪に何とも感じないのだろうか。
カメムシの被害は米に黒い点ができること。
コメ余りで減反政策をしているぐらいだから多少出来が悪くなっても自然環境を守る方が先決だと思うのだが。
私のお願いしている業者は、高性能の米選別機を導入している。
これを使えば斑点のあるコメや不良のコメはすべてはじかれ全部1等米になる。
昆虫虐殺するより、そちらで技術を活用すればいいと思う。
ヨーロッパではこの薬剤は禁止になっているので、日本でも手遅れにならないうちにそういう方向で考えてもらいたいものだ。
本日の歩数:18718歩
累計の歩数:2882135歩
本日の距離:11230m
累計の距離:1744444m
累計の距離、うまく4が5個も並んだ。
偶然は色々面白い。
今朝は涼しくちょっと秋めいていた。