先日スローで、かぶる・くすぶるという問題があり、プラグコードをかっちり押し込んでいなかったのが原因だと報告したが、その後も時々症状が出て安心して走れない状態だった。
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電気系統が原因ではないかと、コイルを交換したが変化なし。
コイル交換時にコードの接続部分が錆びていたので、きれいに磨いて接点復活剤をつけておいた。
エアーフィルター交換も変化なし。
ECU故障を疑い購入しようかと思ったが、その前にできることをと考えネットで調べた。
症状としては、スロー時に燃調がこくなるのでくすぶりエンストを起こす。
回転を上げて走ると問題なし。
ただ長い信号待ちで再スタート時はかぶりやすい。
従ってECUに正しいセンサー情報が入っていないのではないかと、水温センサー、O₂センサーを疑った。
しかし、水温が上がっているときもスローでかぶるので、そこのところは当てはまっていないような気がする。
O₂センサーは疑わしいが高価なのでチェックは最後にする。
調べると吸気温センサーに行き当たった。
エスティマで良く壊れる部品だ。
これも結構な値段がするので、エスティマの場合は10000㎞程度ごとにパーツクリーナーで洗浄している。
ミニはエアクリの蓋にくっついていてアクセスも容易なので、交換する前にこれを洗浄してみることにした。
パツクリを数度前後から吹き付け完了。
(エアクリを開けているときの写真を撮り忘れたので、ネットから拝借した。このエアクリは私のとは少し形が違うが、大同小異だ。吸気温センサーはこんな形だが、蓋にしっかりくっついていて外せなかったのでそのまま洗浄した)
戻してエンジンをかけると、快調そうな感じ。
試走しても問題はない。
一番の問題だったスローを10分ほどしてもかぶる兆候はなかった。
プラグを取り出し点検するときれいに焼けていて、問題はなかろうと判断した。
その後も近所を走るが問題は発生していない。
これで今回の不調は一応解決した。
このミニを引き取ってくるとき(四国のミニ専門店から、BMWミニも扱っている)これはやめた方が良いよ、と積車を手伝ってくれたお兄さんが言っていた。
確かに、タンクは錆び錆でボディにも数か所穴が開いていた。
しかし、そのほかのメカはそれほどダメージはなかったし、消耗品はほぼ交換したし、ドライブシャフトシールを交換したのでオイル漏れもミッションのすべりもない。
しかし、この不調のことを言っていたのかと今気が付いた。
そういえば、トランクルームのバッテリーに不調と書いた紙が貼ってあった。
てっきりバッテリーが不調だったのかと思ったが、こういう問題があったのだろう。
原因がわかった今になれば単にセンサーの洗浄で調子はもどったが、わからないといろんな部品を交換してもそう簡単には治らない。
故障は症状から原因を推測する面白さがあり、最小限の費用で直せればこんな気持ちのいいことはない。