17号から沼田市内で120号に。
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沼田市内では月夜野を通過した。
あちこちにこの地名プレートが貼ってあって何度も目にし、少し切ない気持ちになった。
昔々、それは今となっては夢かうつつかさえもはっきりしないことだが、私がよちよち歩きの時代、祖母に背負われて薄暗くなった外に出たことがある。
その時異様にに大きい満月が、朧げながらぽっかりと山の近くに浮かんでいたことを覚えている。
月夜野という地名はその時の記憶を蘇らせた。
おそらく初夏だったろう。
稲が青々としていて、害虫除けの誘蛾灯というものが一つポーとした明かりを放っていた。
今のように電気式のものではなく、提灯のように紙でできていて中に灯芯と油が有り、それに火が点けられていたのだろう。
そこに集まる虫たちが、ジジジと焦げるのかもしれない。
私をかわいがってくれた祖母はもうずっと前にこの世の人ではなくなっている。
その時の祖母を越える歳になってしまった自分が恐ろしい気もする。
そんなことを思いながら真昼の月夜野を走った。
今回の目的の一つ、尾瀬。
どうやら鳩待峠がアクセス地らしい。
ということで登った。
☆146峠目 鳩待峠 群馬県道63号~260号 標高1891m
ほぼ片側1車線の走り易い道。
尾瀬ヶ原へのアクセス地の一つなので結構対向車が多い。
頂上(先は道はあるが一般車は通行止め)には駐車場があり、
そこからは徒歩で尾瀬に向かう(らしい)
この日はあいにくの雨で、気温も16度と結構低かったが
駐車場はほぼ満車。
普通に皆さん登山の装備で登っていて、夏の服装の私は
全くの場違いな感じだった。
もちろん私は写真を撮っただけで早々に引き返した。
C級峠 ☆☆ 峠としては平凡で特に走るまでもない。
ついでに県道63号のしん(土へんに申)六峠に向かった。
☆ 147峠目 シン六峠 群馬県道63号 標高1630m
ここもごく普通の峠道ではあるがやや長い。
秋には紅葉が美しく、春には新緑が清々しい(だろう)
C級峠 ☆☆☆
ここの峠はこのまま行ってしまうとまた水上町から月夜野に戻ってしまうので途中で引き返す。
国道401号方面から尾瀬沼に行こうとしたが、やはり途中で通行止め。
有料トイレで用を足して引き返した。
再度国道120号で金精峠に向かう。
金精峠は国道で3番目に高い峠だそうで少し期待はしていたが、地図で見る限り金精トンネルが有ってそれほどではないなという予感がしていた。
トンネルは一般には便利で良いものだが、こと峠という点ではこれが有るがために楽しみが減ってしまうという、困ったものだ。
以前は峠が走れたのにトンネルができたがために、そこより上側が閉鎖されて走れなくなってしまうという残念な例がいくつかある。
特にもう一度走りたいのは国道303号の八草峠だ。
☆148峠目 金精峠 国道120号群馬県⇔栃木県 標高1880m
片側1車線の走り易い国道。
当日は雨で霧が有って見晴らしは全く効かなかった。
結構車が走っていて、制限速度をかなり下回る車がいれば災難。
道を譲ってくれればお互い気持ちよく走れるのだが。
当日はトンネルを越えたところのにパトカーが数台に消防車も
停車していた。
高いガードレールからロープを垂らしていたが、あるいは事故でも
あったのだろうか。
こういうところではみな気を付けるので、事故は起こりにくいものだけれど。
道そのものは平凡な峠だが、結構長いのでB級峠にしておく
天気が良ければツーリングも楽しいだろう
お勧め度 ☆☆☆☆
更に中禅寺湖戦場ヶ原と進んでいろは坂に。
☆ 149峠目(ここは峠というのかどうか?) いろは坂
まず下り一方通行。
ここでは霧が深くて道路外は全く見えなかった。
思ったより小規模な峠。
曲がりくねりは楽しいが、先頭に遅い車があって何台もの数珠つなぎ
状態、さらに雨で滑りそうなので車間を空けてそろそろ走るが、
すぐに追いつき追突しそうになる。
上り。
こちらは下りほど峠峠していない。
しかし、どういうわけか登りでは皆速く走って、カーブでは結構滑った。
あっという間に先程の下り一方通行の起点に到着。
華厳の滝など霧で全く見えそうにないのであきらめ、もう一度下って
先に進む。
C級峠 お勧め度 ☆☆☆ 一方通行はいいが、観光地であるため
遅い車がいて普通に走れない。
日光東照宮は以前来たことがあるし、天気が悪いのでまたの機会にする。
次は塩原方面に。