先日清水寺に行ったとき道端に貼ってあるポスターが目に飛び込んできた。
![イメージ 1]()
![イメージ 2]()
![イメージ 3]()
![イメージ 4]()
楽吉左衛門の黒。
黒基調のポスターに楽茶碗が五椀写っていた。
それを見て家内が行こうと言い出した。
私も焼き物はとても好きなので即座に同意、今日行ってきた。
佐川美術館は想像以上に立派な建物だった。
周囲が水で囲われて、さながら湖面に浮かぶ島のよう。
やはり琵琶湖のそばにあるというイメージで作られたのか。
建物のコンクリートの表面がすべて木の模様で(木目)でできており、ぱっと見コンクリート色の板が貼ってあるようだ。
入館するとまず楽吉左衛門展示会場に。
写真はすべて美術館のページからお借りした。
一番下が好みかな。
茶碗の印象は、意外に大きいということ。
さらに、台の木柱も自然な削り方で表面が荒々しく加工してあり、楽茶碗のヘラで削った雄大な造形とあっていた。
ただ残念な点は、正面からしか見られないので見込みや高台、裏側が見えないこと。
照明が明るくないので、いまいちよく見えないことだ。
かなわぬことだが、手に取って質感や重量感を確かめたいとも思った。
我々だけ数周して同じものを何回も見て回った。
見るたびに新しい発見がありまったく飽きない。
しかし、ほかにも展示物はあるので、そちらに回ることに。
今回の企画展の中でルドルフ2世展があった。
これには全く期待していなかったが、彼が収集した中世ヨーロッパの絵や物品が意外に面白く、予想外の儲けものだった。