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Channel: 陶志朗 暮らしの記録
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30番宝厳寺、33番華厳寺 西国33観音霊場巡礼結願(1)

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先週土曜日。

天気もよさそうだし、一緒に行きたいといっていた長男も休みのことだし、日曜日は村用があるのでちょうどタイミングよく行くことができた。

30番の宝厳寺は琵琶湖の竹生島にあるので船を利用する。

出航時刻が決まっているので、その後のスケジュールを考えると1番早い9時40分発に乗りたい。

ということで6時出発。

呑み込みも物分かりも悪いナビに何度も突っ込みを入れながら裏道を行く。

こいつは一般道優先を選択しても絶対に高速を通らせようとする。

こんな裏道から高速に入るのはどういう経路になるのか?

更に、エンジンを切るたびに画面表示スタイルを変えなくてはならない。

普通のは一度セットしたらそれが続くものだが、こいつは標準が進行方向が上になり地図が動くという方式。

これは常に地図が動くので見にくいことこのうえない。

更に東西南北、方角が全く分からなくなる。

電源が切れるたびに、こうなるのでそのたびに北が上の馴染んでいるモードに切り替えないといけない。

まあ、大陸製の1万円もしない安物なので動くだけでもありがたいと思わないといけないのだろう。

私の好きな京都の北の田舎道を走り能見峠を越え、途中、道の駅朽木新本陣でトイレ休憩した以外は休まず、今津に到着したのは発船時刻の30分前。

3時間で着いた。

そうそう、北山の府道を走っていた時のこと。

7時頃だっただろうか、先頭におそらくお年寄りのアルトが制限速度以下でとろとろ走っている。

私は4台目。

3台を抜かすのも難しいし時間も十分あるので同じくとろとろ。

突然後ろにぴったっとつける黒い車が。

画像はネットから拝借。

イメージ 1


制限速度で走っているので追いつく車があっても不思議ではない。

しかし、この辺りは覆面の良く出没する地域、それに車のエンブレムはスズキ。

ほとんど見かけないキザシだ。

車に詳しくなければ、キザシという車名すら知らないだろう。

スズキに売る気がなかったのかまったくCMはされなかった。

主に警察車両として売られたということもほぼ知られていない。

これは怪しいな、と息子と話しながら相変わらずとろとろ。

しかし、バイクがビューンと追い越していったが反応なし。

ん?

覆面ではないのか?

しばらくそのままだったが、突然ぴょこっと赤灯が屋根から突き出すと、ウーっとサイレンを鳴らして私たち4台をごぼう抜きにしていった。

やはり。

その先つかまっている車もバイクもなし。

おそらく検挙できそうもない我々に見切りをつけて別の獲物を探しに、緊急出動のふりをして抜いていったんだろうな。

しかし、突然サイレンを鳴らされるとびっくりする。

話戻って、今津は歴史を感じる古そうな町で、時間があれば散策したいところだ。

船はほとんど乗ったことはないが、デッキから見ていると後方に大きな波を発生させながら進んでいく。

この波をもう少し少なくできたら効率も上がるだろうになどと思いながら、しばしの船旅を楽しんだ。

竹生島は小さいころ、父母が健在な時3人で行った。

イメージ 2


ほとんど記憶はないがなぜかカワラケを投げたことは覚えている。

最初は表を上にして投げたが全く飛ばずにほぼ真下に落ちた。

それで、裏返して投げたら結構遠くに飛ばせたという記憶。

もう半世紀以上前のことで、それだけの記憶が残っているだけでも立派なことだろう。

イメージ 7


お寺にはほぼ付き物の急な石段。

165段あるらしい。

イメージ 3


寺は~山というだけあってたいてい高いところにあり、必然的に石段を上ることになる。

次の日息子は足が痛いと言っていたが私は何ともなかった。

これが30以上の観音堂を巡ってきた功徳というものか。

作法通りに手と口を漱ぎ、線香灯明をあげ観音堂に参拝してから納経印をいただく。

これも、30以上巡っていたからわかったこと。

最初はそんなことも分からずにスタンプをもらうような気持で軽く考えて行っていたが、徐々にきちんと作法を守らないといけないことを教えてもらった。

なんといっても修行なのだから。

私は仏教信者(曹洞宗の檀家ではあるが)ではないが、礼儀として作法は守る。

一つ課題がある。

納経だ。

納経印をいただくのはお経を納めてからというか、その証にいただくということのようだ。

お経は口で唱えてもよいし、写経を納めてもよい。

今はそれができていないのが今後の課題として残る。

般若心経なら読めば唱えられるが、時間がかかるので、今後は写経を納めようと思う。

今は便利な時代で百均で般若心経の写経が売ってある。

ついひと昔なら考えられなかったことだ。

イメージ 4


参拝、納経印拝受の後宝物殿に。

重要文化財の像や掛け軸が展示されていた。

説明文も興味深い。

平安から秀吉の時代前後までの仏教信仰の様子がうかがわれる。

宝物殿の後再度急石段を下りて左手、国宝唐門をくぐる。

現在工事中で全容は見られなかった。

写真はネットから拝借した。

イメージ 5


渡廊を抜け弁財天堂に。

ここが子供の時に両親と来てカワラケを投げたところか。

少し感慨にふけるかと思ったがそういうこともなく、とにかくカワラケ投げをしてみることに。

カワラケ2枚に、氏名と願い事を書いて投げるそうな。

草食系なのか奥手なのか何なのか知らないが、女性にはあまり縁のない2人の息子のために「良縁招来」と書いておいた。

日本の未来のために、などとたいそうなことではなく、早く孫の顔を見させてほしいという個人的な願望で結婚を願っているのだが、どういうわけかなかなか縁がない。

こんなことで叶うなら何度でも投げまっせ、と思いながら正面に投げたら見事なスライダーになって左の海にはまった。

2枚目は右側に向かって投げたら鳥居にかすって海の中に。

イメージ 6


最初に投げたのとあまり変わらなくうまく投げられなかったようだが、いい記念にはなった。

少し待って帰りの船に乗り、正午前に岐阜の華厳寺に向かって出発した。

つづく















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