朝5時にはかすかに息をしていた。
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けど、もう頭を上げることもできない。
口元に水を持っていったが、飲めない。
ただ生きているだけ。
6時過ぎにお墓の掃除に出た。
終わって帰ったら、もう息をしていなかった。
8時半。
大きな桐の木の下に土を掘ってお墓を作り埋めた。
野生のものだからそのあたりに咲いている野の花を取って手向けた。
数年前からペットの犬と猫二匹を送ったが、それと同じように悲しい。
たかがその辺りにいたイタチの子だが、何かの縁で私が育てるようになった。
命は等しく尊い。
が、身近で世話をしている物には情が移る。
残った3匹、しっかり育てて巣立ちさせなければと思う。
3匹はいつもと変わらず、かみ合ってじゃれたり眠ったりして過ごしている。