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Channel: 陶志朗 暮らしの記録
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車スタイルスキキライ

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最近ミラココアが気になる。

これまでも存在には気が付いていたし、かわいい車だというぐらいの認識はあった。

最初はミラココアではなくミラコアラだと思っていたぐらいで、そんなに関心があったわけではない。

これがとても気になりだしたのにはきっかけがある。

それはこの夏新しくココアの後継として出たトコットのせいかもしれない。

曰く、女性向けの車といってもただひたすらかわいいを盛り込んでるだけってなんだかなー。

ミラココアは可愛すぎて恥ずかしくて乗れない、なんて声もあるし。

やっぱり女性向け=かわいいというのは男性の発想で、最近のトレンドとはちょっと違うと思うんだけど。

などと考えた意識高い系の女性7人衆は、基本コンセプトを「徹底して素の魅力にこだわりシンプルにしていく」とした新軽自動車の開発を提案。

具体的な形としてはブリキのバケツをモチーフにした肩ひじ張らないデザインにしたそうだ。

結果出来上がったのがこのミラトコット。

イメージ 2


無印良品のイメージかな。

これはこれでいいんだが、私は最初写真で見たときも、実車を見たならなおさら素っ気なく感じた。

これは開発者のイメージ通りのものが出来上がったと思うが、フーム、これが売れるのか?

というのが最初の感想。

きっとダイハツ首脳部と同じ頭なんだろうな。

そこで、前のモデルのココアが登場するのだ。

こっちは文句なくかわいい。

イメージ 1


それに気になって注目してみると町中で次々発見できる。

意外にたくさんあちこちで、それこそゾロゾロ走っているのだ。

色は淡いパステルカラーばかりで濃い色はあまりない。

いいじゃないか!

私の少し変態なかわいい車趣味がでてきた。

気になったついでにユーチューブで清水和夫さんのやっているDST(ダイナミックセーフティーテスト」で先代のアルトと比べているのを見た。

すべての項目でアルトより劣る結果だ。

特に高速を想定したダブルレーンチェンジでは、清水さんも助手席の人も大声で叫んでいた。

別に楽しんで絶叫しているわけではなく、恐ろしくて悲鳴を上げていたのだ。

スローで見ると荷重のかかる側のタイヤはぐにゃりと曲がって、もはや外れる寸前に見えるし、荷重の抜ける側は浮いている。

高速周回テストではうるさい,安心感がない、乗り心地悪いと散々な評価だった。

高速では乗るなということだろう。

それでもこの可愛さですべて許せる。

次に軽を買うならココアだ、と思い込むぐらい入れ込んでいる。

まあ、余裕がないのでそんなことは夢だろうけど。

ところで私の車の形の好みをつらつら考えるに、小さくてかわいいものが好きなことに気づく。

ミラココアをはじめとして、ムーブラテ、ラパン、先代のコペン,カプチーノなど。

また、新旧フィアット500やら126、ルノー4やら2cvなど小さくてかわいいものが好きだ。

それってどうして?

これまたつらつら考えると、私は小さくてこんなにかわいいもの好きです、だからあなたにとって無害ですよと主張しているんじゃないかということに気づいた。

確かに私は争いごとや勝負事は好きではない。

喧嘩するのはエネルギーがいる。

もうそんなエネルギーはないというか、面倒なのだ。

誰と争うにしても腹を立てるにしてもパワーとエネルギーがいる。

そんな面倒でしんどいことをするぐらいなら、争わず喧嘩せず隅っこで静かに生きていくのがいい。

という気持ちが小さくてかわいい車が好きというところに現れているのだろう。

逆に外見が好きではない車は。

お察しの通りである。

いわゆるオラオラ系のミニバン、ドイツ製某高級車、国産車でも~グリルとかいってどぎつい系グリルで別ブランドで展開している車たちは好かぬ。

イメージ 3


ああいう車のオーナーは、もちろんスタイル以外にもたくさんいい点があるんだろうが、スタイルについていえば、わしは強いんや、偉いんや、邪魔やそこ除かんかい(なぜか関西弁)。

というような、いわゆる偉そうにしたい系なんだろうと思ってしまう。

偉そうにしたい=今はそれほど偉くない。

しかし、車に乗っているときぐらいは偉くなりたい、人を見降ろしていきたいという願望があるんだろうか。

小金持ちは他人に見せるために時計にこだわったり、車や着るもの、履くものバッグなど小物にもこだわる。らしい(実際にお付き合いがないので私ははっきりとは知らない)。

大金持ちは自信があるので、ブランドなどにはそれほどのこだわりがないと聞いたことがある。

他人の目など関係なしに自分が本当に良いと思えるものを目立たなく身に着けているんだろうな。(こちらの方々にもお付き合いはないので、単なる想像)なんて思う。

その方式で考えると、威嚇グリルの好きな人たちは、そこそこ稼いでこういう新車は買えるようになったが、もっと上に行きたいもっと稼ぎたいもっといい暮らしをしたいという上昇志向というか正しい欲望が、あのグリルの形とぴったり合って、好んで選ぶんだろうなと思う。

実際そういう車に乗っている人と話しても、殆どは話しやすくて付き合いやすい人なんだが、どうしても前に前に上に上に行きたがる性向はある。

悪くはないが私としては疲れるな。

何にしても、私の基本姿勢はのらりくらり、そこそこ、中くらいかその下あたり目立たず隅っこがよい。

面倒なことや邪魔くさいこと争うことは嫌い、ということだ。





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