もう少し古くなった話かもしれないが、コンピュータソフト、グーグルのアルファ碁が世界トップ棋士のイ・セドル氏に4勝1敗で勝ったということ。
最近日本の井山氏が囲碁で空前の7冠を達成したというニュースが流れたが、イセドル氏とは2勝7敗らしい。
このペースでコンピューターが発展してゆけば、そう遠くない将来に人間のすべての能力を超えるかもしれない。
私は全くの素人なので専門家は、そんなことはない、人間の方が優れたところが多い、特に独創性や芸術性など、というかもしれないが私はそうとも言い切れない。
独創性とは何だろうか。
これまで全く考えられていなかったのもを生み出す力?
例えば、アインシュタインの相対性理論のような。
しかし、それとて何かのきっかけが有り、経験が有り、元になる知識が有るはず。
それをある方向性をもって発展させれば、新しい理論は構築できるかもしれない。
いや出来るだろう。
無から有を生み出すことはない。
何かのきっかけが有って新しいものが生み出されると思う。
そうなると、これまでの定石をすべて学んで、さらにプロの棋譜をすべて学び、その上何十万回もソフト同士で対局して結果を評価する、というアルファ碁のやり方を応用していけば、全く違うことでもすごい力を持てるのではないかと思う。
そういう将来が来るとすれば、人間の存在はどうなるのか?
まさにコンピューターの支配する世界になるのではないか。
自己再生産生を備えたロボットと、コンピューターが一緒になり自己発展し始めれば、もう人間には止めることができないのではないかと心配する。
そうなった世界はまさに映画そのもののようになるかもしれない。
今の世界に生きていてよかったと思う今日この頃だが、そんな世界を一目見てみたいともちらっとは思う。
これが見当はずれな心配であるように願う。