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Channel: 陶志朗 暮らしの記録
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シロの死

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昨秋あたりから白い野良猫がわが家のあたりをうろついていた。

田舎のことで、漁れるようなゴミもなし。

がりがりに痩せていたので餌を与えた。

我が家にはすでに3匹もいるし、飼おうと思っても人を恐れて掴まえることができない。

それでも餌を与えているうちに少しは馴れて近づいてもそう逃げることはなくなったが、相変わらず数m以内には近づけない。

冬の寒い時期は、いつの間にか家に中に入り込んでいて、夜おとなしく過ごして朝出ていくというようなことをしていた。

どうもメスらしく、妊娠していたかなという風もあったが子供は生まれず。

早く避妊手術をと思っていたが、とにかく捕まえることができない。

幸いというか、よく太って健康そうに過ごしていた。

昨日から餌を食べに来ないなと思って気にはしていたが、今日の昼家内が100mほど離れた路上に血だまりがあると言って娘の卒業式から帰ってきた。

ピンと来て私はすぐに叫んだ。

シロや!

急いで見に行くと道路わきのゴミステーションの横にシロが倒れていた。

口付近が真っ赤。

左目が飛び出していたが、あとはどうもなっていない。

誰かが軍手を使って道から移動したらしく、血の付いた軍手も落ちていた。

それを拝借して家まで連れて帰り、イタチのお墓の隣に葬ってあげた。

3年前の3月6日にはチョコが。

2年前の3月26日にはロンが。

そして今年3月11にはシロが。

3月は猫の受難の月であるのか。

たかが野良猫一匹だが、命が失われるのは切なく悲しい。

何と考えればいいのかまだ消化不良。

うずめる前のシロ

イメージ 1

初めて触らしてくれたのが、命を無くしてからというのも悲しい。

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